あいあい通信施設長だより

お弁当やおやつについて

このエントリーをはてなブックマークに追加

お弁当やおやつの形状など聞かれることが増えています。少し長くなりますが保護者の方へ手紙を書かせて頂きました。保育者一同、今まで同様そしてより、安全な時間としていきますので、ごー読の上ご協力お願い致します。

離乳食を食べる月齢になったら、ネットや本などで調べて食べ始めると思います。その際、一人一人噛む力や嚥下力の成長が違うということを知った上で食べ始めますね。

どれぐらいかわからない時は市販の月齢の離乳食を保護者が食べてみて下さい。わかり易いし作る時に参考になると思います。また少し大きくなったらお弁当になります。野菜やナゲットなど固形のものに移行していきます。

ご家庭と違って暖かい食材ではありません。少し硬さが増すかも知れませんね。同じように、お弁当も二人分作って同じ時間に食べてみましょう。

お弁当もおやつも本当にみんなにこにこ笑顔です。泣いていたお子さんもこの時はにこにこです。初めてで泣いて寂しがっている時は私たち保育者も「早くお弁当の時間にならないかな、おやつにならないかな」と待っています。

楽しいお弁当やおやつの時間にするために

私たちは、お弁当やおやつの時間の楽しそうなお子さんを見ると嬉しくなります。ただしその時間は安全に過ごすためにたくさんの配慮と緊張する時間でもあります。

窒息ゼロを目指すには、窒息を起こしうる「子ども側の要因」と「食品欄の要因」をできるだけ減らしていくしかありません。以下に危険な食品の例を挙げます。

例)乳幼児(特に4歳以下)にブドウやミニトマトなどを食べさせる時は、あらかじめ「1/4にカット」して有るか確認する。違う場合はあいあいでカットする。

窒息を防ぐために実践できる対策、留意すべき点

丸いもの・つるっとしたもの(弾力性がある)

食材

ブドウ、ミニトマト、さくらんぽ、うずらの卵、球形のチーズ、ソーセージ、カップゼリー、こんにゃく

実践できる対策、留意すべき点
  • ブドウやミニトマト:乳幼児(特に歳以下)は1/4にカットする
  • ソーセージは縦半分に切る(現在は縦半分が帷奨されています)
  • カップゼリーは上向きに吸い込むと気道に入りやすい(みんな大好きなので下を向いて食ぺるようにしています)また、こんにゃく入りのものや凍らせたものはさらに固さが増すため、より窒息の危験性が高まる
  • 1cmに切った糸こんにゃくを使用する

丸いもの・つるっとしたもの(固い)

食材

あめ、ピーナッツなどの豆類、硬いラムネ

実践できる対策、留意すべき点
  • ピーナッツなどの豆類:未就学児(特に5歳以下)には避ける

粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの

食材

餅、ごはん、Aと類、焼き芋、カステラ、せんべい

実践できる対策、留意すべき点
  • 水分を摂ってのどを潤してから食ぺる(水分と一帽に食べています)
  • ーロにたくさん糖め込まない(一つが飲み込むまでみています)
  • 良く噛んで食べているか、一口ずつ嚥下できているか、確認しながら与える
  • ーロ量を自分で謂節できない子どもには、無理なく口に入るサイズにちぎってから与える

固く噛み切りにくいもの

食材

エビ、貝類

実践できる対策、留意すべき点
  • 2歳以上になってから

食材

リンゴ、生のにんじん、水菜、イカ

実践できる対策、留意すべき点
  • 離乳完了期までは、リンゴは加熱する(すりおろしても、大きめのカケラが混入する可能性がある)
  • 水菜は1~2cmに切る
  • イカは小さく切って加熱するとさらに硬さが増すため注意

弾力性があり噛み切りにくいもの

食材

きのこ類(えのき、しめじ、まいたけ、エリンギなど)

実践できる対策、留意すべき点
  • 繊維に逆らい、1cm程度に切る

唾液を吸収して飲み込みづらいもの

食材

焼き海苔(安い薄い透けてしまいそうなのがよいです)

実践できる対策、留意すべき点
  • 2歳以上になってから
  • 刻みのりを、かける前にもみほぐし細かくする

食材

鶏ひき肉のそぼろ煮

実践できる対策、留意すべき点
  • 豚肉との合いびきで使用する
  • または片栗粉でとろみをつける

食材

ゆで卵

実践できる対策、留意すべき点
  • 細かくして、何かと混ぜる

食材

煮魚(骨が心配なのですべてほぐしています)

実践できる対策、留意すべき点
  • 味を染み込ませ、やわらかくしっかり煮込む

NPO法人あいあい 大場佳代子

このエントリーをはてなブックマークに追加